鯖と山芋と私

30 dai no mo jo

一つ年を取った

なんとなく一区切り、という年齢がどこかというのは人によって違って、十の位が上がれば、という人もいるし、〇5歳になったら、という人もいる。

私にとっては、アラサー、アラフォーと言えるくらいの年齢が、なんとなくそんな感じで、このたび年を取ったことにより、そこにぐっと足を踏み込んだ感がある。

 と、同時に人生にどん詰まり感も感じている。

別に不幸なわけではない。むしろ幸せな方と思う。今のところ、あと1年くらいは今の仕事続けるだろうし(その先のことはわからんけど)、実家暮らしで親も元気、家族仲も良い。今この瞬間に仕事やめても数年は生きてゆける貯金もある。職場も人間関係嫌なこともあるけどいい人もたくさんいるし、少なくとも私が一方的に心を開いてる友達もいる。お稽古も楽しいし、手芸も好きだし、旅行の約束もある。他人と自分を比べる性格じゃないので、友達の結婚や子供や仕事を猛烈に羨ましく思うこともない。

だけどなんか、人生だましだまし生きてる感じがする。常に誰かの優しさや愛や友情、社会の良心や組織の力のオブラートになんとなく包まれていて(たいへんありがたい)、自分自身のむきだしの人生に触れていないような気がするのだ。

 

つづく